モテる男になるために肝臓と腎臓の強化を気功で行う男のための部活動

呼吸法とキルアモードとフアフア感

aoki20140613
「なんだか足がフワフワするの。」

秘かにとり行われる気功合宿にむけ、彼女の肝腎のポテンシャルを高めるべく、共に双龍門呼吸法(気功法)に取り組んだ時の事。

『準備功』で全身の経穴を活性化させた後はさっそく『タントウコウ』。

足の角度、重心のかけ方、足の間隔、手の力の抜き方、手の広げ方、目線、意識を向ける経穴と経絡、そして呼吸など、

細かな説明を混ぜつつも淡々と呼吸を繰り返す。

「鼻から吸って~~、イーチ、ニー、・・ 一旦止めて~、イーチ、ニー、 ゆっくり吐いて~・・・フゥー。」

どうやら彼女は複式呼吸が苦手らしい。それも仕方のない事か。

東洋医学の考えでは浅い呼吸は肺までしか届かず、呼吸を深くする事で『腎』にまで届くと考えられている。

ラジオ体操の深呼吸(よりももっと深い)を複式でながーく行う事で、生命力の源である『腎』まで空気が届き、『腎』のポテンシャルがあがり、昼も夜もアグレッシブな行動力を備えることができるのだけれど・・・

それも、一過性のブームではなく、三国志の時代からすでに確立されていたのだけれど・・

そんな事、学校では教えてくれないんだから。

ラジオ体操第一でなんとなく体を動かすより、同じ時間を『タントウコウ』にあてた方が効果的に体内のエネルギーを上げられる事を、いったいどれだけの人が知っているのだろうか。

なんたって、たった数分取り組むだけでハンターハンターのキルアのように手足がビンビンにしびれるだなんて、ラジオ体操では体感できないんだから。

仮にこのビリビリを体外に放出する事ができたら、それこそキルアの落雷(ナルカミ)だって再現できるんじゃないだろうか。

手先にビリビリを感じながら複式呼吸で10cmくらいでたりへこんだりする僕のお腹をまじまじと見ながら、見よう見まねで彼女も腹式呼吸に取り組む。

その後も、『ねじり返り功』や『ムササビスクワット(開合試力)』などいくつかの呼吸法を個別レクチャーし、30分程経った後で互いに『収功』へ。

ゆっくりと呼吸をしつつ気を収めていく・・・

・・1分・・

・・2分・・

・・3分・・

・・

3分程経ったところで彼女は『収功』をやめてしまった。

気が収まる感覚というのがまだ実感として湧いていないようで、3分もやれば十分、と感じたらしい。

(『収功』やめるのちょっと早すぎるんじゃないかな・・)

頭痛、吐き気、首の痛み等、『収功』を怠った時の反作用の恐ろしさを知る僕は3分で落ち着く事もなく、

・・5分・・

・・6分・・

・・8分・・

ざっくり10分は気を落ち着かせる事に終始。

足のビリビリが落ち着いたところで、ようやくキルアモードから現実世界に戻る事ができた。

▼「なんだか足がフワフワするの。」

2日後。

地元行事の後片付けを終え彼女の元へ向かった時の、とっさのセリフだった。

彼女「気功やった次の日ね、なんだか足がフワフワしたんだよね。」

「足がフワフワ?」

彼女「なんかね、血が流れてないって言うか、力が入らないっていうか。」

不思議そうな表情を浮かべながら彼女がつぶやく。

「それは多分『収功』が足りなかったからだろね~。」

『双龍門呼吸法(気功法)』に取り組むことで、肝腎はもちろん、全身の経脈が活性化する。

足にも6本経脈が走っていて、『双龍門呼吸法(気功法)』中にどんどんエネルギーが流れているのだが、『収功』でしっかり気を落ち着かせないと、体中様々な箇所に副作用が及ぶ。

「俺は頭痛とか首の痛みとかあったからね。」

「そういうのはなかったんだけどね、なんか足がフワフワって。」

彼女の場合は足で実感したようだ。

なんともフワフワした話だが、彼女の体感なんだからしょうがない。

秘密の合宿で、いったい彼女がどこまで気を体感できるか。また一つ楽しみが増えたのだった。